理解出来ない事

 前にも書いた事があるのだけれども、世の中の人が全て同じ意見になる事は無い。それがたとえ命が大切かと問われたとしても、100%の人が大切ですとは答えない。戦争反対の人も多いが、賛成の人がかなり多くいる。ウクライナを支持する人とロシアを支持する人がいるように。ニュースもロシアが嘘をついているのか、ウクライナが嘘をついているのか、わからないのが本当のところだろう。だって、100%の人が同じ意見にならないのだから。

しかし、世界中で意見を交換できる現代において、真実を明らかにするのは昔ほど難しくは無いだろう。第三者の多くが目を向ければ、ロシア国内での自国に対する反戦デモがそれだ。逆にウクライナで自国に対してデモをしている人はいない。むしろウクライナの人は助けを求めて移民している。日本人からみれば、ロシアが完全悪である事は明白だが、日本国内でも戦争に賛成している人がいるのも事実であり、民主主義だろうと共産主義だろうと、反対の人が必ずいる。

ロシアに経済制裁をしても、中国が支援している以上ロシアが止まる事は無いだろうし、つまり、ロシアに反対していても、中国の様に、賛成している国があり、北朝鮮のような国もある。日本人からすれば、この三国を理解するのは困難な人も多い。イスラムのテロ組織もそうだ。命の尊さを説いたところで、テロリストの様な考えの人には無意味である。

僕からみたら、プーチンは、友達を増やそうとしたウクライナを許さず、ウクライナに味方した国を嫌いな人リストに入れて暴れているクソガキにしか見えない。ロシア、中国、北朝鮮の三国とEU、イギリス、アメリカ、カナダ、日本との大規模な戦争がおき、核兵器をガンガン使って、人口が30億人くらいに減少して痛い思いをしないと、我々人間は理解しないのだろうし、人間はまた100年もしないうちに、そうした戦争を繰り返す、謂わば病気をもった生き物なのだろう。

荒んだ人間には長閑な時間が必要であると思う。