浅草のジャノメというお店

Jazzミュージシャンなら知っているだろうし、老舗とも言えるライブハウスが今日で営業を終える。僕が最初にこのお店に行ってセッションに参加したのは20代前半のまだ専門学校の学生の時だ。ギターの中川さんだっただろうか、ベースは藤原さんだったと思うけれど、何回かセッションに行ってジャズを学んだと思う。それからアメリカに行って、帰ってきてからも一度セッションに参加して、それから何年かぶりにオルガントリオでの練習場所として使わせていただき、第四水曜日のセッションのホストを数年やらせていただいた。僕は話すのが苦手で、マスターやママさんとはあまり話したことが無かったけれど、いつもとても良くしてくれて、感謝してたところに、お店を閉めるとの話を人伝てに聞いて、何というか感慨深くなって、おそらく2年か3年ぶりだろう。今日最終日に挨拶させていただきました。

元気そうなマスターの顔を見れてそれだけで良かった。
お酒を飲むのか、日本酒が好きなのか、その辺りも何にも知らず、僕はほとんど人との交流を持たなかったので、言葉の意味だけでお酒を選んでみた。このお酒がどういう意味かは調べるわけもなく、ただ自分が思った、自分が感じた事をその言葉に当てはめてみるだけ。

満寿泉

寿(ことぶき)が  満ちて泉の豊かさよ
誠に 春は 新しきかな


今までマスターやママさんが、お店で出会った多くの人達が満たした多くの思いが、泉のようにいっぱいになったジャノメというお店。新しい春を、マスターとママさんには迎えてもらいたい。僕は2人のこと、お店のことをけして忘れない。

いつかマスターの様に、記憶に残る人になれたらと

帰り道にさみしく思った

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