ニューヨーク旅行記 その1



約一週間憧れの地ニューヨークに行きました(正確にはまだニューヨークで、旅先から書いています)。目的は観光ではありません。ジャズを聴き、演奏し、学ぶためです。きっかけはレコードを聴くようになってからです。ただ単純に、もっとジャズの演奏が上手くなりたい。それだけです。

◼️行きの飛行機から到着まで
羽田空港からデルタ航空でミネアポリスまでまず向かい、そこから乗り継いでニューヨークのラガーディア国際空港というルート。直行便なら楽でしょうけど、そんな予算はありません。

羽田空港を15時半頃に飛び立ち、ミネアポリスまでは11時間。飛行機は三人席の真ん中。映画5本(笑)それ以外はジャズを聴きながら過ごしました。機内食も美味しかった。ミネアポリスに着いて、荷物検査など色々して、2時間後に次の飛行機に乗り込むと、そこはミネアポリスからニューヨーク行きなので、100パーセント英語の世界。なんだか、アメリカに来た感じが出てきました。しかし、、ここから珍道中が始まるのです。飛行機に乗り込んで50分程たったころ、機内アナウンスで、ニューヨークの天候が不安定との事で遅延。皆一旦飛行機を降りて、待機する事に。ただ、この段階では何時ころ飛べるかはわからなかったので、乗客の中にはミネアポリスにホテルを予約する人も。それから1時間半くらいで飛び立てる目処がたったようで、再び機内に乗り込むことに。しかし、日本時間では朝4時くらいになるので、眠気との戦い。ニューヨークに着いたのは21時。そこからタクシーでホテルに着いたのが22時。憧れのイエローキャブよかったなぁ。ホテルのチェックインの時に部屋の鍵が見当たらなかったらしく30分程ロビーで待機。部屋に入ってすぐ寝るつもりはなかったので、荷物を置いてお風呂にはいって、着替えてセッションへ。

◼️ホテル

セッションの話の前にホテルの話。今回、格安で出かけたこともあり、クオリティを無視してホテルを予約しました。おそらくニューヨークの中では最低ランクだと思って良いと思いますが、僕の目的はジャズ。ホテルや飛行機、食事など、どうでもよく、いわゆる観光地に行く予定もありませんので!!室内はベッド、コンセント二つ、テレビ、ゴミ箱、棚(引き出しは壊れていて使えない)以上。部屋の大きさ畳二畳無いくらい。窓はありません。天井は換気扇とスプリンクラー。そして何より、となりの部屋のテレビの音、話し声がよく聞こえます。となりの部屋の音だけではありません。廊下(幅は80センチくらいかな、大人二人がすれ違えない広さ)を挟んだ向かいの部屋からも、その隣のへやからも、壁際の部屋からも色々な音が聞こえてきます。夜中にラップミュージックをダンスできるくらいの音量で聴いている人がいた時は流石に寝れず、僕もビートを刻んでいました。僕は一週間同じホテルでしたが、そうすると、色々な人がいて色々なことが起こります。ちなみにトイレとお風呂は共同(しかもユニットバス)男女共同ということもあり鍵がかかるので、男性からの熱い視線を心配する必要はなさそうです。しかし、使った後片付けをする習慣のある人はあまりいらっしゃらないようで、綺麗好きの僕としては、体の掃除と同時にお風呂とトイレの掃除も。ある時は僕の部屋の斜め前の部屋の廊下に吐瀉物(ゲロ)が。きっと週末でしたからね。気持ちも盛り上がって、胃からも盛り上がったのでしょう。次の日の朝にはそれは掃除されていましたが、廊下は塩素の匂いがよくきいていました。またある時は、カップルなのでしょう。セックスの音が素晴らしい音で聞こえてきました。海外物のAVを映像なしで大音量で聴いている風で、笑いが止まらなそうでした。1ラウンド目が終わり2人は燃え尽きたのでしょう、これで僕も眠れます。4時間ほどしての2ラウンド目に突入。流石に関心しました。当然そのカップルと同じ睡眠時間になったのはいうまでもありません。深夜のセッションに参加して帰宅した朝4時ころの出来事ですので、正確なラウンド数はわかりません。

今回のホテル、聞く人が聞けば、見る人が見れば、良くないのかもしれません。しかし、僕にとって、怒ることはひとつもなかったのです。一人旅の醍醐味です。

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