ドラムのルーディメント

ドラムを演奏するための、基礎になるものという認識があるけれど、僕は、ドラムを始めた頃、ルーディメントをやっていなかった。学校に行き出してから、やるようになった感じだ。それでも、ドラムの練習用の本は買って、少しはやってはいたけれど、何だか機械的で、やりにくかった。しかし最近は色々な所でこのルーディメントをみかける。例えばパラディドルを取り上げて見てもかなり奥が深い。4種類あるパラディドルは、一つのアクセントの位置を変えるだけで16種類に増え、アクセントの数が増えるともっと多くなる。基礎である、ルーディメントを習得すれば、おそらくもっと多くの事を考えつくのだろう。しかしそれだけではない事もまた事実で、道のりはとても長い。シンプルに、シングルストロークとダブルストロークだと言えば話は早いが、それ以外の可能性がない訳ではない。ただ基礎は、応用や未知の世界を見つけるための術になるのは間違いないだろう。その術が、全体の僅か一割程度という事だというから、音楽は最高に興味深かい。ルーディメントをやらなくなる日はおそらく来ないのだろう。出来たらやらなくていいなどという物ではないと思う。残りの九割に活きるためのルーディメントに、終わりは無いのだろう。

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